生活防衛資金で安心を手に入れよう！
前回の記事で、バランスシートについてご紹介してみましたが、みなさんのバランスシートはどんな感じになりましたか？
「思ったより、負債が占める割合が大きいなぁ」とか、「資産はまだまだ小さいけど無借金だ！」とか。
バランスシートを作ることで、普段意識していなかった財産の状況を視覚的に捉えることができたのではないでしょうか？
できるだけ負債は小さくしよう
このブログは新社会人やこれから結婚を控えているなど、これから財産形成を始めようと考えている方向けなので、住宅購入はこれからという人が多いかもしれませんが、もしバランスシートを見て、負債の割合が大きい、つまり住宅ローンや自動車ローンなどの残債がまだまだたくさんあると感じた人は、まずは返済することに全力を尽くしましょう。
それからクレジットカードのリボ払いもすぐにやめましょう。
一括で支払えないような買い物はそもそもするべきではありません。
いまの自分の収入に見合った支出を心がけましょう。
こうやって一つずつ負債の中身を整理して負債の割合を小さくしていくことが大切です。
アプリを活用して家計簿を作ろう
負債を減らせた人、負債の割合の小さい人が次にやるべきことは、毎月の支出を把握することです。
毎月の支出を把握する方法は、ずばり家計簿を作ることです。
「え～バランスシートの次は家計簿作るの！？なんだか面倒くさい」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この家計簿づくりが財産形成のキモと言っても過言ではありません。
なぜなら、自分が毎日生活していくうえで十分と思える水準はどの程度なのか？その水準を維持するためにはどのくらいのおカネが必要なのか？これを知らずして財産形成などできるはずはないのですから。
「家計簿なんて面倒くさい！」というひとにはちゃんと便利なアプリがあるんです。
それが、前回の記事でも紹介したマネーフォワードMEです。
マネーフォワードMEには家計簿機能が付いていて、毎月の支出を自動で内容ごとに集計＆見える化してくれるんです。
今の時代、こういったITツールは充実してますから使わない手はないですよね。
キャッシュレス化でらくらく家計簿づくり
もう一つ、家計簿づくりでおすすめなのが毎日の支出をキャッシュレス化する方法です。
例えば、毎日コンビニで買うお弁当やスーパーやドラッグストアでの買い物、水道や電気などの光熱費、携帯電話代あらゆる支出をクレジットカードで行えば毎月の支払明細がそのまま家計簿になっちゃうんです。
私がおすすめする楽天カードなら楽天カードアプリに家計簿機能がついてます。これがあれば家計簿づくりなんて全然面倒くさくない！むしろ自分の支出行動が見える化されて結構楽しい。
コツコツ積立で生活防衛資金を作る
さて、無事に家計簿を作ることができて一か月の支出額を把握できたとします。
そうすると、半年間生活するためにはいくら必要なのか？1年間生活するためにはいくら必要なのか？がわかります。
それがあなたの生活防衛資金です。
生活防衛資金！？
聞きなれないワードかもしれませんが、財産形成の土台となる大事なお金の名前です。
突然会社をクビになった。。長期入院することになった。。これからの人生いつ不測の事態が訪れるかわかりません。
そんなとき、1年分の生活資金が確保されていれば心の余裕につながります。
その生活資金のことを生活防衛資金と呼びます。
人によっては、「1年分じゃ安心できない」「半年分で十分」などそれぞれの考え方があると思います。それぞれ自分の価値観にあった生活防衛資金を準備しましょう。
生活防衛資金があれば、たとえ明日リストラされ転職活動が必要になっても生活苦から慌てて会社選びをしてブラック企業に就職してしまうようなことも防げますし、自分の納得いく転職活動をすることができます。
コツコツの祖、本多静六に学ぶ安心づくり
生活防衛資金の作り方、その参考になるのが本多静六翁の四分の一天引き貯金法です。
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私の財産告白新装版 多くの成功者が読んでいた！伝説の億万長者が明かす財 [ 本多静六 ] 価格:1,100円 |
静六翁の貯金法は
あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む
これを、方程式化すると
貯金 ＝ 通常収入 × １／４ ＋ 臨時収入 × １０／１０
例えば、毎月の手取り収入が20万円だとすると5万円を貯金にまわし年2回のボーナスも全額貯金する。ボーナスが年2.5か月とすると手取り50万円だから年間で110万円*1になります。
生活費が15万円だから約7.3か月分の生活防衛資金を貯めることができるわけです。
天引き貯金をするには、会社の財形貯蓄制度を活用するのも良いですし各銀行の積立定期預金もおすすめです。
私はメガバンクのつみたて定期を利用しています。
身の丈に合った支出を心がけてコツコツ積み上げていけば、全然実現可能な手法だと思いませんか？
ぜひチャレンジしてみてください！
*1:200,000円×1/4×12か月+200,000円×2.5か月分＝1,100,000円
自分のバランスシートを作って財産を見える化しよう！！
新しいことを始める時って、まずは自分の ”立ち位置” を知ることが大事ですよね。
子供のころの習い事でも、
例えばスイミングスクールなんかの場合でも
最初にその子の実力がどれくらいなのか？
水に顔をつけられるか？
頭まで水中に潜れるか？
バタ足はできるか？
なんてことを、コーチは把握したうえでその子に最も適切なクラスを”選んでくれるわけです。
自分の ”立ち位置” を知ることの重要性は財産形成でも同じです。
それでは財産形成を始める時に、自分の ”立ち位置” を知るにはどうすればいいでのしょうか？
それは、
バランスシートを作ってみることです。
バランスシート！？
初めて聞く人もいるかもしれませんが、バランスシートというのは今の財産状況を知るためのツールの名前です。
財産形成の第一歩は、今の自分がどれほどの「資産」を持っていて
一方でどれほどの「負債」を持っているかを整理して「正味の財産」を把握することが大切です。
みなさんは、どこの銀行にどれだけのおカネを預けているか把握していますか？
会社で入っている財形貯蓄はどのくらい増えているでしょうか？
また、銀行でローンを組んでいる方はローン残高がどの程度あるのか、わかりますか？
これら、自分の持っている「資産」と「負債」を見える化してくれるのがバランスシートです。
そして、資産と負債の差が「正味の財産」です。
この「正味の財産」を把握することが自分の立ち位置を知ることであり、「正味の財産」を大きく育てていくことこそが「財産形成」なのです。
「正味の財産」を大きくするには2つの方法があります。
ひとつめは、「負債」を小さくすることです。
「正味の財産」は資産と負債の差なのですから「負債」が小さくなれば相対的に「資産」の割合が増えて「正味の財産」が大きくなります。
なので今、何かのローンを抱えていらっしゃる方はまずは返済を進めてローン残高を小さくすることに注力しましょう。
そして「正味の財産」を大きくする方法のもう一つは、「資産」を大きく育てることです。
このブログではこの「資産」を大きく育てることを中心に綴っていきたいと思っています。
理屈はわかったけど、実際自分の持っている資産や負債を把握するのって大変そう。
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近ではマネフォワードMEなどの資産管理・家計管理ツールが 充実してきました。
これ、めちゃくちゃ便利&おすすめです。自分の持っている銀行口座やクレジットカード、証券口座を登録するとデータ連携されて、現在の(金融)資産が一目瞭然！
これらのツールを使うことで、自分のバランスシートを簡単に作ることができます。
是非、チャレンジしてみてください！
コツコツ投資でゆっくりお金持ち になろう！
「財産告白」なんてタイトルですが、私の財産を赤裸々に公開するブログではありません ^_^;
とても感銘を受けた、伝説の億万長者、本多静六の著書「私の財産告白」にあやからせていただきました。
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価格:523円 |
静六翁は幼少期にお父さんを失い、百姓をしながらの苦学生活でしたが日本とドイツの大学を卒業して東大の助教授にまでなります。
助教授になった時、静六翁は人生計画を
・四十までは勤倹貯蓄して生活安定の基礎を築く
・六十までは専心究学
・七十まではお礼奉公
と定めて、本多式「四分の一天引き貯金法」で財産形成を始めます。
それがのちの巨万の富の礎になるんですから、驚きです。
でも、私たちみたいに普通の会社員が静六翁のように財産形成することなんてできるんでしょうか？
答えは。
たぶんできる。です。 ^_^;
だって私は物凄くフツーです。
高校まで普通の公立学校で学び、大学も「中の上」ランク。
可もなく不可もない普通の会社に就職しました。
そんな極めて普通の私でも、今日までに4桁万円！の金融資産を作ることができているんですから。
静六翁の心構えには、私たち普通の会社員でも正しい財産形成のリテラシー（読み書き能力）を身につけることで、骨太な財産形成ができるヒントがたくさん詰まっています。
財産形成は一部の富裕層だけのものではなく、私のように極めて普通な人でも築くとこができるということを一人でも多くの人、特にこれから社会に出る方や結婚などのライフイベントを控えている方にこのブログを通してお伝えしたいと思っています。
私もまだまだ財産形成途上です。いっしょにお金持ちを目指しましょう！
